純美蘋果園
TRPG討論區 => 研討區 => COC 討論區 => 主题作者是: 玖羽 于 2006-03-20, 周一 19:51:16
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弄到游戏脚本了
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钢屋这人在白描上还是有一手的……
游戏里的话,配上画面和音乐更有气氛
(外、ルルイエ)
海が──沈黙した。
海面を蹂躏する海魔の軍勢も、海中にて遊撃する『深きものども』も、邪神たるクトゥルーですら、完全にその動きを止めた。
突然の変化に、連合軍の兵士達は戸惑うばかりだった。
【瑠璃】
「いったい何が……? っ……!」
だが、沈黙は一瞬だった。
途方も無く巨大な蛇がのたうっている様な轟音が、海底から?护铯盲皮い俊
海が沸騰した様に震え、戦?く。
轟音はやがて海を激震させ、連合艦隊を激烈に揺さぶった。
【瑠璃】
「つっ……! じ、状況を……!」
【ソーニャ】
「海中より途方もなく、巨大な何かが浮かび上がってきます……!
こ、これはまさか……!」
【ウィンフィールド】
「ルルイエ……!」
【瑠璃】
「そんな……間に合わなかったのですか……?」
絶望に打ち拉がれる間もなく、瑠璃の乘った戦艦の眼前に、巨大な……超大な壁が、否、『柱』が突き出た。
天を貫くとはまさにこの事か。
陽光を遮るほどの影を落とし聳える柱の、その全貌を把握出来る者は存在しなかった。
不幸にも、『柱』の浮上に巻き込まれた数隻の戦艦が、大量の海水と共に、遥か天高くを舞った。
海を震わす轟音は、なおも連続する。
『柱』の浮上は、それ1本きりに留まらなかった。
圧倒的質量の海水を数キロも天に吹き飛ばし、次々と『柱』が海面に突き出てくる。
そのたびに戦艦が、海魔が一緒に宙を舞い、柱の上に、もしくは海面に叩きつけられて原形も残さず、粉微塵に砕け散る。
壮大過ぎて、凄絶過ぎて、何一つ実感の伴わない、?檳簸螛敜使饩挨坤盲俊
【ドクター·ウェスト】
「エルザ! もっとである! もっと高度を上げるのである!」
【エルザ】
「ロボっ? ロボロボロボ?」
【ドクター·ウェスト】
「早くするのである!」
ドクター·ウェストの天才的な予感が、何かを感じ取った。
エルザに命じて、超スピードで上昇する。
途中、突き出る『柱』に追いつかれ、命辛々それを躱した。
それでも破壊ロボは上昇を止めない。
遥か上空……この海域の全体を見渡せる程の超高度に達して、ドクター·ウェストとエルザは、事の全容を知る、唯一の存在となった。
【エルザ】
「これは……何の意味があるロボ?」
突き出た『柱』は確かに?界の物質──ルルイエの建造物に他ならないのだろう。
それらは真っ直ぐと聳え立ちながら、捩れていた。
矛盾ここに極まれるが、そう表現するより無かった。
通常の、三次元の法則に?兢盲平ㄔ欷丹欷皮い胜の镔|に、地上の常識は通用しない。
問題は其処ではなかった。
突き出る無数の『柱』。
それらは決して無秩序に聳えているのではなかった。
ちょうどクトゥルーを円形に取り囲んで、立っているのだ。
その様は、英国に在るストーンヘンジを連想させる──スケールは段違いではあるが。
その通り──これは巨大な環状列石なのだ。
【ドクター·ウェスト】
「──!? クトゥルーが!」
ドクター·ウェストが見た。
変化はすぐに、この海域に生き残った、総ての生命に知れた。
何ものもその変化から目を逸らす事が出来なかった。
それ程に決定的で、人智を超える、宇宙的規模の怪?だった。
【瑠璃】
「な────」
クトゥルーが、邪神が、?娮长郡胫配者が──沸騰した。
「くいたいらおはい……かみさま、とける。ほしが、かわる。
──太陽は第五の宮に。
土星は三分一?座に。
『C』は去り『Y』が今──
時が、繋がる。
……いあぁ……いあぁ……っ」
クトゥルーと同化した魔導書の意識もまた、?形の熱──物理法則ではあり得ぬベクトルに加速する原子运動──に灼かれ、霧散する。
クトゥルーが、溶けていた。
粘液となり沸騰し、空間に泡を吹く。不定形の泡を吹く。
不気味な泡を吹く。
クトゥルーは急速な勢いでその実体を失い、総てが総て、泡へと化していく。
何もかもが酷く曖昧だった。
境界と呼ぶべきものが、はっきりとしない。
何処から何処までが世界なのか。
何処から何処までが?界なのか。
現実は自我をアイデンティティを失い、一切合切を不確かにしていく。
ルルイエの海域が、虹色に輝く、虹色に?栅唷⑶蛱澶藴氦郡丹欷搿
海面に。
海中に。
海底に。
水泡の一つ一つに。
水の分子の間々に。
空に。
空の蒼に。
空の風に。
大気の粒子の一つ一つに。
陽子と中性子と電子の間々に。
海が変質した。
空が変質した。
空間が変質した。
時間が変質した。
世界が変質した。
変質した世界は、虹色の球体。
世界が極彩色に塗り?ⅳ丹欷皮妞。
総ての彩は、虹色となり
総ての物質は、球体となる。
──虹色の、球体。
虹色の球体。
虹色の球体。
虹色の球体。
球。
球。
球。
球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球球○○○○○○○○○○○●●●○○○○○○○○●●●●●●●●●○○○○○○○○○○○○○●●●●●○○●○●●●●●●●●●●●○○●○○○○○
その球体は黄金の王冠を頂く駱駝。
その球体は巨大な牡牛。
その球体は偉大な君主。
その球体は鉄の冠を頂く赤い男。
その球体は鴉。
その球体は暗雲。
その球体は蝿。
その球体は白い蛇。
その球体は緑色の顔の男。
その球体は巨大な禿鷹。
その球体は人間。
その球体は巨人。
その球体は黄色の蟇蛙。
虹色の球体が集積する。
それは原初の粘液として泡立つ、触角のある不定形の怪物。
全にして一。一にして全。
「それは単に一つの時空連続ではなく、実存という概念が持つ最も包括的で無制約な領域のうちの、真に死活を握る要素と結び付いた、あらゆる束縛を遁れ、空想も数字も遥かに超越した窮極的でしかも最後の領域だった」
それは静止した『現在』。
それは流動する『過去』。
それは蓄積された『未来』。
それは『門』。
それは『鍵』。
それは
それは
それは
それは──
【九郎】
「何が……何が起こっている!?」
世界は急変した。
何もかもが?界の性質を帯びた。
時間の流れすら、?形じみた。
何か、とんでもない事が起きようとしていた。
【九郎】
「ナイアさん! あんたは……!」
【ナイア】
「外なる虚空の闇に棲まいしものよ。今一度、大地に現れる事を、我は汝に願い奉る。
時空の彼方に留まりしものよ。我が嘆願を聞き入れ給え」
闇の女が、詩を唱える。歌を謡う。
混沌に呪われた、?形の聲で。
【アル】
「『第九の詩』……ヨグ=ソトースの招喚か……!」
【九郎】
「ヨグ=ソトース?」
【アル】
「ヨグ=ソトース……あらゆる時間と時空に存在する『門の鍵にして守護者』。
旧支配者共が棲む外宇宙へと繋がる存在。正真正銘の『外なる神』だ……」
【エセルドレーダ】
「そう。貴女の751頁にある通り。総ての?#092;命はこの神に到る為に在った。
『C計画』など、クトゥルーを媒介に、外なる神を招喚する為の土台に過ぎない」
【九郎】
「その……ヨグ=ソトースを喚んで何をするつもりだ」
【エセルドレーダ】
「解からない?……識らないのね。そう。
貴方は、いつだってそう。
それが私には赦せない……!」
胎児の入った瓶を抱く腕が、怒りに震えているようだった。
ありったけの憎?櫎葰⒁猡蜣zめた視線が、俺を貫く。
【ナイア】
「絶望の闇黑に相剋する光輝は、絶望を識らぬ英雄でなければならない。
そういう事だよエセルドレーダ。
君達が穢れ、絶望に魅かれる程、
九郎は清廉に絶望に抗い続ける。
そういうものさ。ふふふ」
【ナイア】
「顕れよ。顕れ出でよ。聞き給え。我は汝の縛めを破り、印を投げ捨てたり。
我が汝の?娏Δ视·蚪Yぶ世界へと、関門を抜けて入り給え──」
(上二つ同時に、別ウィンドウで表示)
なだめるような、嘲るような、ナイアの言葉。
奇怪なことに、声をかけながらも、呪文を唱える聲もまた、
止む事がない。
ナイアの詩に、ナイアの笑い声が混ざり合う。
エセルドレーダは忌々しげに、闇の女を一瞥した。
【九郎】
「ナイア……あんたは……」
【ナイア】
「総ては、?郅工伽破滅に還る為だよ……九郎君」
【九郎】
「クソ……!」
とにかく、このままではマズイ。
意味はまだ解からないが……クトゥルーをも超えるような邪神を、
この世界に招喚させるワケにはいかない。
何としても、この呪文を阻止しなければ!
リベル·レギスのコクピットを狙って、イタクァの引鉄を引いた。
マズル·フラッシュが視界を灼き、銃声が呪文を割って鳴り響く。
【ナイア】
「いやぁ……そんな激しいのっ、僕、イッちゃうよぉ。あははっ」
嘲笑と共に、闇のヴェールがコクピットを覆った。
ヴェールに囚われ、クタクァの?幫瑜混沌の闇へと沈んでゆく。
闇が去った後は、何も残らず、何も変わらない。
依然として健在の、リベル·レギスとナイアが居る。
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对'Umr at-Tawil的描述
ふと気づけば、世界はまたもや変貌を遂げている。
血の彩の宇宙。
無音の世界。
そしてその空間に浮かび上がる扉。扉。扉。扉。扉。
星の数に等しい数の扉。
大きさはおそらくデモンベインの全長をやや上回るほど。
総て、同じ設えとなっている。
これは扉の迷宮だ。
どの扉が如何なる世界に続いているのか、見当もつかない。
──この中から正解を探せということか?
だが俺の予想は外れだったらしい。
不意にデモンベインのすぐ目の前、目の高さに、小さな扉が顕現する。
無音の世界に?びついた扉の軋む音が響き渡った。
その扉の向こうから現れたのは……ベールを被った人間だった。
奇妙な光景だった。
宙に浮かぶベールの人物が黙ってデモンベインの瞳を見つめている……いや、顔はベールの向こうに隠されていて本当にそうかは確認できないのだが。
だが、こいつからは……?K々ならぬ気配を感じる。
力の?姢丹趣邪?櫎尾▌婴趣そういったものではない。
いや、実のところよく分からない。
底がまったく知れないのだ。
果て無い深淵を覗き込んでいるような感覚。
魂を奪われ、何処までも堕ちてゆく──そんな危うい妄想に取り憑かれ、慌てて?姢自我を武装する。
……下手すりゃクトゥルーより、恐ろしい存在かも知れない。
【アル】
「……ウムル·アト=タウィル!」
アルがそんな聞き慣れない名を呟く。
【九郎】
「……何だ、それ?」
【アル】
「『門を護るもの』『導くもの』
『古ぶるしきもの』。
ヨグ=ソトースに仕える神性。
否、ヨグ=ソトースの化身そのものやも知れんな」
【九郎】
「……なるほど」
だがウムル·アト=タウィルからは圧倒的な威圧感こそ感じるものの、害意は微塵にも感じられない。
別に俺達をどうこうしようというワケではないようだ。
不意にウムル·アト=タウィルは自らの胸に?I手を突き刺す。
そして、そのまま心臓を晒すかの如く、左右に胸を引き裂いた。
裂かれた胸はウムル·アト=タウィルの躰の大きさを遥かに超えて、みるみる広がっていく。
やがて胸の裂け目はウムル·アト=タウィルを完全に飲み込み、それでもなお裂け目は広がり、今ある世界を押し退けていく。
その裂け目の向こうに、俺は見た。
遥か天まで伸びゆく大理石の階段。
天国への階段。
階段の左右に広がるのは無限の宇宙。
星々の海。
そして宇宙に浮かぶ無数の時計。
大小様々。
腕時計ほどの大きさのものもあれば、惑星一つほどの大きさはあろう時計もある。
種?は更に多種多様。
柱時計。鳩時計。懐中時計。砂時計。日時計。目覚し時計。掛け時計etc.etc.
それらはどれ一つとして同じ時を刻まず、時を刻む秒針の音、時刻を告げる鐘の音、鳩の鳴き声、ベルの音、それらが無限の木霊となって輪唱となって世界に響き渡る。
【アル】
「成程……ウムル·アト=タウィルは水先案内人という訳か」
【九郎】
「ああ、そうだな……」
時計と階段の宇宙に足を踏み入れる。
遥かこの先に続く最上段、この宇宙の果てを見据えながら、俺は断言する。
【九郎】
「この先にマスターテリオンが居る」
ついに来たのだ……魔人マスターテリオンとの最終決戦の時が。
心を凍りつかせる恐怖と、その恐怖すら燃料とし燃え盛る闘志が俺の胸の中で荒れ狂っていた。
既に退路は無い。
帰るべき場所すら失った。
なら何を躊躇うことがあるだろうか。
俺達にあるのは、ただ前進あるのみだ。
【九郎】
「──アル」
【アル】
「──ああ、征こう。最後の戦場に。
そしてその先に……」
【九郎】
「地獄が待とうが魔界が待とうが……離れることはないさ。なっ?」
【アル】
「……うん」
【九郎】
地獄が待とうが魔界が待とうが──俺たちは勝つ。
勝って、あの世界の未来を守る。